安心安全な調理の提供を!

当協会では食中毒事故を未然に防ぐ為に、調理従事者様等への定期的な保菌検査(検便検査)を推奨しております。
厚生労働省から出されている『大量調理施設衛生管理マニュアル』には、「調理従事者等は臨時職員も含め、
定期的な健康診断及び月に1回以上の検便を受けること。検便検査には、腸管出血性大腸菌の検査を含めること。
また、必要に応じ10月から3月にはノロウイルスの検査を含めること。」と記されています。
感染症として指定された項目(赤痢菌、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌 O-157)はもちろん、
腸管出血性大腸菌 O-26、111、128 等の項目も推奨しております。

赤痢菌

汚染された食物・水などを摂取することによって感染します。菌が付着した手や食器などを介して経口感染することもあります。
水系感染は大規模な集団感染を起こします。

サルモネラ(腸チフス・パラチフスA菌含む)

サルモネラ属菌は、元来はイヌやネコ、ブタ、ニワトリ、カメ、爬虫類、淡水魚、昆虫などが保有している細菌で、河川、下水、土壌などの自然環境に広く分布しています。
経口的にヒトに感染し、急性胃腸炎を主とする食中毒を起こします。

腸管出血性大腸菌(O-157・26・111・128)

ベロ毒素と呼ばれる毒素を産生する大腸菌です。
飲食物を介する経口感染で、腸管出血性大腸菌に汚染された飲食物を摂取するか、患者の糞便で汚染されたものを口にすることが原因となります。そのため、人から人への二次感染を起こすことがあり、食中毒としての対策と感染症としての対策が必要となります。この菌は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の三類感染症に指定されています。

腸炎ビブリオ

ほとんどが魚介類の生食によります。
8月を発生のピークとして、7~9月に多発する細菌性食中毒の主要原因菌です。

黄色ブドウ球菌

エンテロトキシンにより毒素型食中毒を発症します。
食品が調理従事者の手や動物性の食材から S.aureusにより汚染され、産生された毒素を経口摂取することにより食中毒が起こります。

ノロウイルス

冬季を中心に流行する感染性胃腸炎の主な原因ウイルスです。
感染力が強く、わずか10~100個のウイルス量で感染が成立します。ほとんどが手指や食品などを介して経口で感染し、1~2日間の潜伏期間ののち、吐気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こします。
2~3日で回復しますが、感染から3週間前後は糞便中に大量のウイルスが排泄されるので注意が必要です。

検査料金

赤痢菌・サルモネラ属菌(腸チフス、パラチフス含む)
腸管出血性大腸菌(O157、O26、O111)
¥880(税込)
追加 腸炎ビブリオ+¥165(税込)
追加 黄色ブドウ球菌+¥165(税込)
ノロウイルス 1検体(イムノクロマト法)¥2,750(税込)
ノロウイルス 1検体(リアルタイムPCR)¥8,800(税込)

※検便検査は検体数により値引きをしております。別途お見積りいたしますのでお問い合わせください。

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